睡眠時無呼吸症候群 | 京都市東山区 いそだ内科医院 | いびき 眠気

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睡眠時無呼吸症候群

いびきや無呼吸は、危険信号です!
睡眠時無呼吸症候群の検査をし、適切な治療を受けましょう

体調の維持には、良質な睡眠が重要です。良質な睡眠とは、穏やかな呼吸とともに深い睡眠を導くことです。この良質な睡眠を弊害する最大の要因は、いびきや無呼吸です。いびきは、同室者への騒音の問題や、日中の眠気からの生活の質の低下、健康への悪影響にも繋がります。

いびきをかく人の多くは、睡眠時無呼吸症候群を合併しています

睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に、「激しいいびきをかく」「呼吸が止まる」などの症状が現れ、良質な睡眠がとれず、日中の眠気や倦怠感、集中力の低下を引き起こす病気です。

睡眠時無呼吸症候群の症状

十分な睡眠時間をとっているのに、

目覚めが悪い、体がだるい、
昼間に居眠りしてしまう

などの症状が起こります。
統計的にも交通事故の率が高いといったデータがありますので、車を運転する仕事に就かれている方は要注意です。また健康にも大きな影響を及ぼすことがわかってきました。具体的には、糖尿病、高血圧、心不全、心筋梗塞などを引き起こす可能性を高めることが、多くの研究結果から明らかになってきました。

睡眠時無呼吸症候群の原因

肥満・顔の骨格・加齢・飲酒などにより、気道が狭くなることによります。その他、副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、扁桃肥大などでも、気道は狭くなります。
睡眠時に咽頭や舌の筋肉の緊張が緩み、気道が狭くなると呼吸のたびに気道が震えていびきが発生します。

睡眠時無呼吸症候群の診断

睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に呼吸が止まったり(無呼吸)、空気の流れが弱くなったりした状態(低呼吸)が1時間に何回も起こる状態のことです。具体的には「10秒以上続く無呼吸」または「血中酸素の欠乏を伴う低呼吸」が1時間に5回以上起こると睡眠時無呼吸症候群と判断されます。1時間あたりの回数を無呼吸低呼吸指数(AHI:Apnea Hypopnea Index)といい、重症度を決める際に使用します。
当院では、咽頭と鼻腔の診察を行った後に、睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合は、終夜を通してAHIを測定する検査機器を貸し出しいたします。機器をお持ち帰り頂いた上で、そちらを装着の上、就寝頂くと検査が出来ます(検査方法は簡単です)。検査結果のデータを確認して、睡眠時無呼吸症候群であった場合には、いくつかの改善方法があります。

睡眠時無呼吸症候群の治療

AHIの結果を参考にします。

軽症~中等症の方
マウスピースを装用する治療をお勧めします。マウスピースは睡眠時に舌がのどに落ちるのを予防する効果が期待されます。歯科医師に作成を依頼します。
重症の方
CPAP(シーパップ)をお勧めします。この治療には保険が適用されます。酸素マスクのような加圧装置であるCPAPを装着して毎日睡眠をとって頂きます(吸気に圧力を加えて、のどを広げるイメージです)。装着をしなければ、また元に戻ってしまいますので、このCPAPを装着しながらダイエット、また原因がのどや鼻の病気であった場合にはそれらの治療を行います。